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イベント集客を成功させるための事前準備やコツ

イベントを成功に導くために欠かせないのが「集客」です。
どんなに魅力的な内容でも、人が集まらなければ伝わるチャンスは限られてしまいます。
その一方で、「思ったより人が来なかった」「宣伝したのに反応が薄かった」という悩みを抱える主催者も少なくありません。
実は、イベント集客の成否は開催当日よりも“準備段階”でほぼ決まるといっても過言ではありません。
ここでは、イベントの集客を成功させるための具体的な事前準備と実践的なコツを、順を追ってご紹介します。

1. 目的とターゲットを明確にする

最初のステップは、イベントの「目的」と「ターゲット」をはっきりさせることです。
たとえば、同じ“マルシェ”というイベントでも、
  • 地元農家の販売促進を目的にしたもの
  • 親子で楽しめる週末レジャーとしてのもの
    では、集客方法や告知内容がまったく異なります。
目的が曖昧なままだと、告知メッセージもぼやけてしまい、結果的に誰にも響かない告知になりがちです。
「どんな人に」「何を伝えたいのか」「どんな行動をしてほしいのか」──
この3点を紙に書き出して整理することから始めましょう。
ターゲット設定のヒント:
  • 性別・年齢層(例:30代子育て世帯/20代学生/50代以上のシニア層)
  • 居住地(地元中心か、広域から集めるか)
  • 関心やライフスタイル(アウトドア、食、学び、癒し など)
ターゲットが明確になるほど、「伝えるべき言葉」や「使うべき媒体」がはっきりします。

2. 魅力を伝える告知素材をつくる

次に大切なのが告知ビジュアルとコピーの作成です。
人はまず“見た目”で興味を持つため、デザインや写真の印象は非常に重要です。
◎ ビジュアルのポイント
  • 写真は明るく、温かみのあるものを選ぶ
  • 主催者側の楽しそうな雰囲気を伝える
  • 色数を絞り、フォントを統一することで印象が整う
デザインに自信がない場合は、無料テンプレート(Canvaなど)を活用するのもおすすめです。

 

◎ コピー(言葉)のポイント
キャッチコピーは「イベントの価値を一言で伝える言葉」。
人の感情を動かすフレーズを意識しましょう。
例:
  • 「家族で楽しめる週末のおでかけスポット」
  • 「体験しながら学べる1日!親子で参加OK」
  • 「この日だけの限定グルメが勢ぞろい!」
また、詳細情報(日時・会場・駐車場・入場料の有無・申込方法)は“探さず読める位置”に配置し、見やすさを意識しましょう。

3. SNSを中心に多角的に発信する

現代の集客では、SNSの活用は欠かせません。
無料で拡散でき、ターゲット層ごとに発信を調整できるため、コストパフォーマンスが非常に高い方法です。

Instagram

  • 写真・動画で「雰囲気」を伝えるのに最適

  • ストーリーズやリールで“動き”のある投稿を

  • 開催1か月前から定期的に発信(週2〜3回が目安)

X(旧Twitter)

  • リアルタイム性と拡散力が強い

  • カウントダウン投稿(「あと3日!」「明日開催!」)で注目度を高める

Facebook

  • 地域性・信頼性が高く、シニア層へのリーチに有効

  • イベント機能を使って「参加予定者数」を見える化

ハッシュタグ活用例

  • #群馬イベント #高崎おでかけ #ファミリーイベント #週末の楽しみ

SNSを活用する際は、**「定期的に更新すること」と「双方向のやりとり」**を意識するのがポイントです。
コメントやいいねに丁寧に返信することで、ファンやリピーターが増えていきます。

4. 地域・企業・メディアとの連携で信頼度アップ

集客は自分たちだけで行うよりも、地域ネットワークを活用することで効果が何倍にもなります。
地域とのつながり
  • 商工会・観光協会・自治体などへ情報提供
  • 近隣店舗へのポスター掲示やチラシ設置
  • 学校や子育て支援団体との連携で親子層にアプローチ
メディア露出
  • 地元FMラジオやフリーペーパーへの掲載依頼
  • 地域ニュースサイトへのプレスリリース送付
  • ケーブルテレビでの取材依頼も効果的
これらの取り組みは「信頼性」を高めるだけでなく、広報面での支援も得やすくなります。

5. 開催前のフォローで参加率を最大化

イベント直前の“ひと押し”で参加率は大きく変わります。
「行こうと思ってたけど、忘れてた」「天気が気になる」など、参加を迷う人の背中を押す発信が大切です。
具体的には:
  • 開催1週間前:見どころ紹介・出店者紹介
  • 前日:アクセス情報・駐車場案内・天気への対応
  • 当日:XやInstagramでライブ投稿・現場の様子をリアルタイム発信
予約制イベントの場合は、メールやLINEでの「リマインドメッセージ」も効果的です。

6. 開催後の報告と次回へのつなげ方

イベントが終わっても、そこで終わりではありません。
来場者への感謝とともに、当日の様子を発信することで、次回開催への期待が高まります。
開催後の発信例:
  • 「たくさんのご来場ありがとうございました!」
  • 「来年もさらにパワーアップして開催予定です!」
  • 来場者の笑顔写真やアンケート結果の共有
イベント後の投稿は、フォロワーの記憶に残りやすく、口コミによる拡散にもつながります。

まとめ

イベント集客の鍵は、**「目的を明確にする」「計画的に発信する」「地域とつながる」**の3点です。
特別なノウハウがなくても、丁寧に準備を積み重ねれば確実に成果は見えてきます。
そして何より大切なのは、「来てくれる人の視点で考える」こと。
“どんな人が、どんな気持ちで、何を求めて来るのか”を想像しながら準備を進めることで、自然と伝わる内容に変わっていきます。
小さな工夫の積み重ねが、次の大きな成功への第一歩です。
ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、次回のイベント集客に活かしてみてください。
群馬県高崎市の貸し会議室|ビエント高崎
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